駒場祭史(コラム)

運営委員

学園祭を実施するには、たくさんのマンパワーが必要になります。例えば他大学から机や椅子を借りてきたり、当日出る大量のゴミを分別管理したり、キャンパスの門を管理して車両の入構を規制したり。駒場祭は大きな学園祭ですから、こういった作業に必要な人でも累計すれば膨大なもので、駒場祭を運営する駒場祭委員会の学生だけではとても足りません。そこでこのような作業を駒場祭に参加する各企画の学生に効率よく割り振っているのが運営委員という制度です。現在の駒場祭では単位制度を導入してできる限り公平な分担を目指しており、例えば参加する各企画は一律3単位、椅子を1脚借りるごとに各1単位というように定め、1単位当たりおよそ1人で2時間、作業に参加してもらっています。年によって変動はありますが、駒場祭の前後を通じての運営委員の業務は約2500単位にものぼっています。運営委員という制度を通じて、駒場祭に参加する各学生が全体の運営にも参加し、各企画の一員であると同時に駒場祭の一員なのだという自覚を持つのではないかと思います。

資材貸出

例えば模擬店を運営するためには、模擬店を覆うテントや調理器具を並べる机、休憩用の椅子などの物資がいくつも必要になります。駒場祭に参加する各サークルでこういった物品を所有している団体は多くありませんから、何らかの方法で学園祭のためにこういった品々を調達する必要があります。そこで駒場祭委員会が行っているのがテントや机、椅子や暗幕などの貸し出しです。これらの物資は東京大学もいくらか所有していますが、各サークルでそれぞれ借りたのでは競争しあって混乱してしまいます。また、それだけではとても不足してしまいますから、他大学など無料で貸していただける機関も含めて、一括して駒場祭委員会が借用しています。こうして集めた資材を駒場祭委員会は、各企画からの要望に従って割り当てて、前日から最終日までの4日間貸し出しています。これらの物資は駒場祭委員会にとっても借り物ですから各企画には取り扱いに十分留意するよう呼びかけていますが、万一破損してしまったものについては、駒場祭委員会が謝罪の上弁償して、各企画には駒場祭委員会に弁済してもらっています。

清掃

駒場祭は、当日ですらこんなに混乱し物で溢れているのですから、終わって片づけをしてみると、キャンパス内は様々なゴミで溢れることになります。しかし、翌日の午後からは通常どおり駒場キャンパスでも講義が再開されますから、いつまでも祭りの余韻に浸ってそれらを放置しておくわけにはいきません。いや、最終日の17時を過ぎると、各企画ともいち早く「打ち上げコンパ」に向かうべく、実際ものすごい勢いで片付けが進められます。駒場祭委員会は、屋内屋外を問わず駒場キャンパスを一括して教養学部から借りていますから、責任を持ってキャンパスを翌日以降の講義に支障のない状態にして駒場キャンパスを返さなければなりません。駒場祭委員会と教養学部職員の立会いによる翌日午前の確認を考えれば、タイムリミットはおよそ最終日の22時。この時間までに各企画には使用した教室や付近の廊下、屋外であれば周囲の茂みも含めてしっかりと清掃を終えてもらわなければなりません。そこで駒場祭で採用されているのが部屋・ブロック責任企画という制度で、屋内の各教室や屋外のいくつかの模擬店を一まとまりにしたブロックごとに清掃に責任を持つ企画をあらかじめ定めておき、その企画を中心に清掃を完了してもらうというものです。そうやって教室、ブロックごとに清掃が終わると、責任企画は続いて駒場祭委員会による清掃の確認を受ける必要があります。駒場祭委員会も教養学部に責任を持っていますからこの確認もなかなか厳しく、何度かやり直してもらう場所もあります。こういった最終日の清掃と、その後の夜を徹しての駒場祭委員会による清掃、撤収を経て、駒場祭終了後の駒場キャンパスは「一年でもっとも美しい状態」になります。立て看板一つない、ちり一つない銀杏並木通りは、実はこの一年で最も乱雑になる駒場祭の直後に一時だけ見ることができるのです。

企画代表者会議(企画代)

駒場祭に参加するには、物資の借用や教室の使用法、飲食物の取り扱いなどに関して様々な手続や連絡を受けなければなりません。こういった手続の告知や連絡を企画に対して駒場祭委員会が行う場が企画代表者会議です。第46回(平成6年)までは「クラス・サークル代表者会議」と呼ばれていましたが、かつては主流だったクラスを単位とする参加企画が減ったこともあり、翌年から現在の名称に変わっています。約400の企画の代表者が一同に会するのですから、とても大きな場所で行う必要があります。そこで通常は、駒場キャンパスでもっとも広い900番講堂で開催されます。参加の申込みを呼びかける7月初旬の第1回から、終了後の反省を行う12月中旬の第6回まで開催され、毎回およそ1時間に渡って駒場祭委員会から書類等の配布とその説明が行われます。参加企画の代表者が一同に会する貴重な場ですから、時にはアンケートや意見調査なども行われます。また、企画代表者会議では各教室・屋外ブロックごとに座席に着いてもらっているので、同じ教室やブロックを当日使う他の企画との連絡や調整も行われます。時間ごとに使用する団体を変えて使用する教室の場合には時間割も相談して決めることになりますから、各企画ともできる限り観客が集まる時間を、できる限り長い時間を確保しようと真剣に話し合いがなされます。

自主規律

駒場祭には、学部の職員の方々を始めとして、周辺の住民の方々、関係諸機関、業者の方々など多くの関係者のご協力をいただいて実行されていますが、基本的な方向付けとできる限りの部分は学生のみの力で行うことを目標としています。それを称して「自主学園祭」という言葉が用いられますが、学生自らの手による「駒場の今」の発信が駒場祭であるのです。この理念を実行するため、学園祭におけるルールも学生自らの手によって決めることとされています。例えば、大学の施設や物品を保全することや周辺の環境に配慮すること、企業や宗教団体など外部の団体による駒場祭の利用を避けることや収支償う以上の営利を挙げないことなどですが、こういった基本的規律を自ら遵守ことで、駒場祭という場をこれからも駒場生の発表の場として守っていこうと考えているわけです。この基本的規律が「自主規律」という形で毎年定められているのですが、真に「自主」のものであるために、駒場祭委員会が企画の意見調査を踏まえて原案を提案した上で、企画代表者会議で企画全体の合意をとり、さらに教養学部学生の全体の組織である学生自治会の代議員大会で決定するという手続をとって定められています。企画代表者会議で企画全体の合意をとるという手続きは、企画の自主的な規律とするために第48回(平成9年)から新たに付け加えられたものです。しかし、駒場祭が駒場生の「自主学園祭」であるということは、この自主規律の存在のみをもって言われるのではありません。駒場祭と駒場祭委員会の存在を定める駒場祭委員会規約も学生の手によって制定、改正されてきたものですし、駒場祭委員会のメンバーも全員駒場の学生です。さらに駒場祭委員会の諸費用も基本的に、駒場の各学生の年間1250円の運営費の納入によって賄われているのです。そして何より、駒場祭の各企画の実行の隅々まで、駒場の学生の参加によって駒場祭が実行されていることによって、学生の手による学園祭となっているのです。

規約

ここでいう規約とは、駒場祭の存在とその運営を行う駒場祭委員会の基本的構成を定める駒場祭委員会規約を指しています。現在の駒場祭委員会の委員は、規約に基づき教養学部の学生自治会や学友会、消費生活協同組合、学生会館の学生代表によって組織されています。しかし、この駒場祭委員会規約が昭和56年(1981年)に定めらるまで、つまり第31回(昭和55年)までの駒場祭は慣例に基づいて開催されており、駒場祭の諸事項を決定する駒場祭委員会の構成も、例年の慣例を委員会と交渉する教養学部が承認することによって基礎付けられていました。しかし、それでは駒場祭と駒場祭委員会の存在が非常に不安定で、かつ存立の基盤を学生ではなく学部による権威付けに負っているという点で反省がなされ、規約が制定されることになりました。規約は学生自治会や学友会、消費生活協同組合、学生会館の各機関の討議の上、学生自治会の代議員大会で決定され、現在までに4度に渡る改正もなされています。

入場料

駒場祭では大学構内に入って駒場祭に入場するにあたって、テーマパークのような入場料は徴収していません。これはこれまでのこれからも、学園祭が学生の発信の場である以上、変わらないでしょう。また、駒場祭では各教室の講演会や企画を観るにあたっての入場料も徴収することは禁止されています。これも駒場祭がこれまでずっと維持してきた伝統ですが、このような講演会やコンサートの入場料まで全くない学園祭は大学の学園祭でも珍しいものです。講演会やコンサートの入場料は、一方で徴収することによって有名人を大規模な設備を準備して呼ぶことができるという利点があります。そのため国立大学でも講堂でのコンサートや講演会の入場料を徴収している学園祭はあるのですが、駒場祭では、学生のあくまで発信するのは学生の自主活動であり、たとえ講演会やコンサートもその一形態に過ぎず、学生の国立大学構内での活動である以上すべて無料で公開されるべきだと考えて入場料が全面的に禁止されています。もちろん、模擬店での食品や冊子の販売で対価を受け取っていますが、それらは物品や役務の対価であることが義務付けられており、さらに収支償う以上の営利を挙げるないよう条件付けられてなされているのです。

参加拒否団体

駒場祭には現在、たった一つだけ企画内容にも関わらず参加すら許されない団体がある。一般には統一教会の下部組織とされている「東大原理研究会」である。20年以上前から約5年前に至るまで学生自治に対する「自治破壊行為」を繰り返したとされ、例えば教養学部学生自治会の諸会議でも退席が求められてきた。つまり、教養学部では学生自治活動への参加そのものが拒まれてきたのである。また、学生自治会や学友会によってかなりネガティブな宣伝が行われており(新入生など東大生をその被害から守るためとされている)、駒場祭への参加も、駒場祭委員会自体の決定ではなく、教養学部学生自治会の代議員大会の決定で保留されているのである。宗教団体が一律に参加を排除されているというわけではない。かつてはオウム真理教の研究を行う学生団体が駒場祭に参加したこともあるし、特定の政治的主張や宗教団体を研究対象とした学生団体が駒場祭に参加したこともある。しかしとりわけ東大原理研究会が排除されているのは、教養学部の学生自治会や学友会などの学生自治団体と対立してきたからである。その結果、彼らには駒場の学生自治の場で半永久的に「死刑」が課され抗弁の機会への参加すら拒否されているのである。統一教会や原理研究会が世間や東大でどれほどの反社会的行為を行っているかどうかを正確に知ることはできない。だが、駒場祭委員会や駒場祭を支える駒場生は、駒場祭を東京大学教養学部学生による自主学園祭と誇ってきた。そうである以上、全ての駒場の学生に参加と発表の機会が本来的には開かれていなければならないはずだが、東大原理研究会は最低25年間は駒場祭への参加を拒否され、今も拒まれつづけている。少なくとも駒場祭の理念の実現を図ろうとする駒場祭委員会は、その「死刑」を常に前提とすることなく見直し、問いなおすことが必要なのではないか。なお、70年代の一時期、極左勢力とされた団体が東大原理研究会と合わせて参加を禁止されたことがあるが、現在はその禁止は解除されている。

Almighty

駒場祭委員会が各参加企画に対し手続や諸注意の連絡を行う企画代表者会議の場で、そこでの連絡事項などをまとめた冊子を配布します。その冊子がAlmightyです。これさえ読めば駒場祭については全て大丈夫、という意味で名づけられていますが、約40ページに及ぶ冊子の作成は、駒場祭委員会にとっても一苦労です。まず内容。これが一番重要ですが、委員会の各担当者は、6回に分けて行われる企画代表者会議ごとにそれぞれ伝達すべき事項を文章としてまとめます。これを各回ごとの編集者がパソコンで編集し、印刷、製本します。本来ならば企画代表者会議の前日までには完成しておきたいところですが、そこは大学生。編集作業は当日未明に完了して、急いで早朝までに印刷。朝食を挟んで12時ころまでに製本、そして13時30分からの企画代表者会議に滑り込みセーフなんてことも珍しくはありません。その割にはなかなか凝っていて、毎年できる限り分かりやすい、読みやすい冊子にすべく改良が試みられています。また、表紙はたいてい何らかのマンガの表紙などをパクる(真似る)ことになっていて、題名もそれに由来して「○○Almighty」とか「Almighty○○」とか名づけられます。

ユニーク企画紹介(1)-合気道部とみこし

合気道部は毎年、みこしを作って駒場祭の最終日の駒場キャンパスを練り歩きます。ユニークなのはそのみこしの形。3年前(第48回)は「できるかな」のゴン太くん、一昨年(第49回)は米国でも日本でも大人気のピカチュウを担ぎました。このようなみこしを担ぐのは、別に何かの宣伝目的という訳ではありません。合気道部は演舞会を毎年開催していますが、その終了後にみこしを担いでキャンパス北東の端から、大混雑して歩くのもままならない銀杏並木を抜け、正門の外へと練り歩くのです。果たして今年はどんなキャラクターをみこしにしてくれるのでしょうか。
 また、みこしを担ぐ団体としてもう一つ有名な団体が少林寺拳法部です。少林寺拳法部も、最終日の演舞会終了後にみこしを担いで構内を回ります。こちらのみこしは毎年「だるま」で、真っ赤なその姿は遠くからでも目立っています。

ユニーク企画紹介(2)-山城組と模擬店

 失礼を承知で言ってしまえば、模擬店は祭りの華であると同時に、ワンパターンの典型例と思われているかもしれません。しかし、中にはちょっと驚くような模擬店もいくつかあります。例えば留学生による各国料理や、工夫を凝らした和菓子などです。そのようなものの一つに山城組という企画があります。企画は毎年「家康うどん」。要はうどんなのですが、その模擬店の作りが一級品で、茶店をまさにそこに一軒建ててしまったようなプロ級の見事な店舗をそこに登場させてしまうのです。
 また、作りの凝っている企画といえばもう一つ、茶道部を挙げることができます。茶道部といえばどの大学の学園祭でもお茶と和菓子を振舞っていて、駒場祭でも同様のことをしているのですが、駒場祭の一つの特徴は茶道部が表千家と裏千家の二団体あることでしょう。そして裏千家のほうはキャンパス南東の白蔭舎という和風の伝統的建物(普段から茶道や華道、能狂言などの活動に用いられている施設)で茶店を建てています。一方の表千家が注目。表千家茶道部は一号館の105教室を、竹の垣根で畳敷き、さらに足元には砂が敷かれた茶会の会場にしてしまうのです。たいへん本格的なものですから、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

ユニーク企画紹介(3)-地文研究会天文部

駒場キャンパスの北東の端には体育施設がいくつか集まっていて、体育館も二つあります。そのうちの広いほう、第二体育館はバスケットコートが広々二面とれる大きさの体育館ですが、その第二体育館を駒場祭で一団体だけで使ってしまうのが地文研究会天文部です。地文研究会天文部はそこに、なんと3日限りのプラネタリウムを作ってしまうのです。そのプラネタリウムは、直径10メートルほどにもなる巨大なもので、天井も高く広い静かな場所としては、第二体育館を独占するしかないわけです。プラネタリウムを一から作ってしまうわけですからそれは大変な作業量。比べたわけではありませんが、地文研究会天文部は恐らく駒場祭に向けての準備活動を最も早くから始める企画の一つと言って間違いないでしょう。場所は正直、駒場祭の中心からは離れた僻地ではありますが、東京ではもう見られない一面の星空を見るために、是非一度足を運んでみてください。

ユニーク企画紹介(4)-歌謡曲研究会

 歌謡曲研究会は、駒場祭では珍しく芸能人を呼ぶ企画です。毎年その企画名は「アイドル・オン・ステージ」。新館前ステージでまさにアイドルが歌って踊ってくれるミニコンサートを開催するのです。とは言っても無料公開の駒場祭。来てくれるアイドルは学園祭クイーンを争うような著名人ではなく、売出し中のアイドル。一部には著名だが、一般に広く名前が知られているとは言えないアイドル達がイベントを開くわけです。一昨年(第49回)はピーカーブーとプレコシ、昨年(第50回)はいしのだなつよ。しかし、歌謡曲研究会が呼んだゲストはその後売れることが多いと言われていて、かつて駒場祭のステージを飾ったアイドルには、アグネスチャンや桜井幸子、荻野目洋子などがいて、実は将来の人気アイドルの登竜門かもしれません。

正門アーチ

 駒場祭の入り口は何と言っても駒場東大前駅の目の前にある正門。駒場祭の顔とも言えるその正門ですが、3年前までは普段どおりの門でした。約15年ほど前までは、委員会が学園祭らしいアーチとしての装飾をほどこしていたのですが、その後は委員会のマンパワーの不足のためか、教養学部の権威ある顔を学園祭のお客様にも見ていただくためか、正門のアーチ装飾はなくなっていました。しかし、それでは学園祭としてやはり寂しいということで、一昨年(第49回)の駒場祭委員会はアーチ装飾を復活。協力者を募って、音符をテーマに銀色のパイプで作ったさいころを斜めに重ねたような見事なアーチを作りました。そして昨年(第50回)のテーマは天高く足を振り上げた勇猛な馬。年ごとの強い印象を与えるモニュメントとして正門を飾っているのです。

五月祭と駒場祭

 東京大学には、本郷キャンパスで五月に行われる五月祭という学園祭が駒場祭と並んでもう一つ存在しています。五月祭と駒場祭の大きな違いは何より開催されるキャンパスの違いですが(キャンパスが違う結果として、広大な本郷で広々と模擬店が点在する五月祭に対し、駒場祭は駒場の狭さと企画の多さゆえにご覧のとおりの大混雑となっています)、その他にもいくつかの制度上の違いがありますのでまとめてみましょう。まず開催日数ですが、五月祭が二日間なのに対して駒場祭は三日間。ということは、五月祭は土日に開催されますから、大学の講義を休講するのは前日の午後の半日のみというわけです。一方の駒場祭ですが、例年準備あるいは今年のように途中が平日の場合に丸一日休講になり、さらに翌日の午前も休講されますので、あわせて一日半の休講期間というわけです。また、主体も大きく異なります。駒場祭は東京大学のうち学部学生の数としては半数を抱えますが、それでも一学部に過ぎない教養学部の学部祭です。これに対し五月祭は教養学部も含めて東京大学全10学部の大学としての学園祭です。その結果として必然的に、駒場祭を運営する駒場祭委員会の委員が教養学部の学生団体から選出されているのに対し、五月祭は全学の学生団体から選出されて組織されています。ステージの数も異なります。駒場祭のステージは屋内2、屋外2で計4つ。しかし五月祭のステージは屋外の1つのみ。その代わりに安田講堂を利用したり、教室でも講堂のように演壇の広い法学部や経済学部のステージをさらに広く増設して企画場所としたりしています。そのような結果として、入学時に全学生から徴収している運営費にも違いがあり、五月祭は4年分で現在500円ですが、駒場祭は2年分で2500円。なかなかの違いがあるという訳です。

※この文章は2000年(第51回駒場祭)当時の状況を、当時の関係者が執筆したものです。