第39回駒場祭(1988年:昭和63年)

第39回駒場祭

開催日時

1988年(昭和63年)11月25日~27日

テーマ

現場はここにある。

概要

金・土・日の三日間を全日使いたい(準備期間は木曜日の午後)という駒場祭委員会と、金曜日は午後から(準備期間は金曜日の午前)という第六委員会との間で折り合いがつかず、結局木曜日の五限終了後から準備を始めるということで妥結した(合意書が締結されたのは21日)。実際には、学生課の協力もあって、木曜日中には屋内企画の殆どが準備を終えていた。昭和天皇が病気になったため、首都圏の大学のうち1/3以上が学園祭の規模縮小など自粛を決める中、例年通りの規模で行われた。正門の門柱がギリシャ神殿風に飾り付けられ、1号館にアドバルーンがあがったり、ライトアップをしたりと装飾面で目を引くものとなった。また、反天皇制の活動家達に支持されていた「風の旅団」が公演を行い、当日はそこそこの人気を博したが、企画場所や企画時間などが直前まで決まらず、当日も巨大な焚き火を行うなどの問題を起こした。駒場祭とは関係ないが、翌年の9月、「風の旅団」は不許可となったにも関わらず駒場構内で公演を強行、構内に機動隊が導入され、逮捕者が出る事件を引き起こし、今のところ最後の(東大内への)機動隊導入の事件となる。グランドフェスティバルで、1日使って歌合戦が行われた。これは、事前に予選会を行うなどかなり本格的なもので、多くの申し込みがあった。また、AV女優の黒木香が教育をテーマとする対談に登場したが、やはり多くのクレームを受けた。この他、C.W.ニコル氏、前年の五月祭のポスターに天使姿で登場した宇澤弘文氏の講演会などがあった。