第48回駒場祭(1997年:平成9年)

第48回駒場祭

開催日時

1997年(平成9年)11月22日~24日

テーマ

前途多難な羅針盤

概要

この年から環境対策に本格的に取り組むようになり、大量に人出を動員してゴミ分別を行うようになった。模擬店にはリサイクル可能な容器の使用を推奨するなどしたが、初年度ということもあり、ほとんどが一般ゴミとして捨てられていた。講演会には加藤紘一氏、佐伯啓思氏、上田耕一郎氏、橋本大二郎氏らが訪れた。本格的なミスコンが初めて開かれ、マスコミにも大きく取り上げられ、現在も好評の企画である。しかし、外部団体の宣伝形態などで学部側と見解が食い違い、直前までもめ続けたが、最後は学部側の規制基準をほぼ飲む形になった。本部企画では、映画音楽の特集を組んだ吹奏楽のコンサートや、学内から作品を公募した写真展があり、写真展には400点近くもの応募があった。変わり種の企画としては、正門付近で、リングを組み立て、プロレスを開催した団体があった。当日は、近所の住民からグランドフェスティバルへの苦情が多く寄せられ、対応に追われた。また、この年初めてホームページを大々的に公開し、新しい媒体を利用した広報面の充実が図られた。夜間鉄製の扉がこじ開けられて閉鎖中の建物に侵入される事件が起き、事態を重くみた駒場祭委員会は、夜間居残りの一部中止に踏み切った。