運営委員
学園祭を実施するには、たくさんのマンパワーが必要になります。例えば他大学から机や椅子を借りてきたり、当日出る大量のゴミを分別管理したり、キャンパスの門を管理して車両の入構を規制したり。駒場祭は大きな学園祭ですから、こういった作業に必要な人でも累計すれば膨大なもので、駒場祭を運営する駒場祭委員会の学生だけではとても足りません。そこでこのような作業を駒場祭に参加する各企画の学生に効率よく割り振っているのが運営委員という制度です。現在の駒場祭では単位制度を導入してできる限り公平な分担を目指しており、例えば参加する各企画は一律3単位、椅子を1脚借りるごとに各1単位というように定め、1単位当たりおよそ1人で2時間、作業に参加してもらっています。年によって変動はありますが、駒場祭の前後を通じての運営委員の業務は約2500単位にものぼっています。運営委員という制度を通じて、駒場祭に参加する各学生が全体の運営にも参加し、各企画の一員であると同時に駒場祭の一員なのだという自覚を持つのではないかと思います。
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